ヒトMSC由来エクソソーム定量CD90/CD63 ELISAキット
ヒトMSC由来エクソソーム定量CD90/CD63 ELISAキット
ヒトMSCが分泌するCD90陽性かつCD63陽性エクソソームを2step ELISA法で定量できます!
ヒト間葉系幹細胞(human Mesenchymal Stem Cells, hMSC)は、組織再生活性と免疫調節活性の両方を備えた多能性細胞であり、細胞治療の魅力的なツールとなっています。ここ数年、hMSCの有益な効果はパラクリン効果によるものであり、少なくとも部分的には細胞外小胞(エクソソームなど)によって媒介される可能性があることが示されています。
本キットは、hMSCでもっとも発現量が多いとされているテトラスパニンであるCD63及びMSC由来エクソソーム・マーカーとして提案されているCD90に対するそれぞれの高性能抗体を利用し、ヒトMSCが分泌するCD90陽性かつCD63陽性エクソソームを検出する2ステップサンドイッチELISAキットです。
本キットは、hMSCでもっとも発現量が多いとされているテトラスパニンであるCD63及びMSC由来エクソソーム・マーカーとして提案されているCD90に対するそれぞれの高性能抗体を利用し、ヒトMSCが分泌するCD90陽性かつCD63陽性エクソソームを検出する2ステップサンドイッチELISAキットです。
特長
ヒトの細胞培養上清などに含まれるCD90陽性CD63陽性エクソソームを直接定量できます。
特殊な装置は不要で、通常のプレートリーダーがあれば測定できます(波長450nm)。
標準試薬として保存安定性に欠けるエクソソームそのものを使用せず、CD90/CD63融合タンパク質(標準タンパク質)を利用することで安定性と再現性を確保できます。
CD90/CD63融合タンパク質(標準タンパク質)を用いた標準曲線で読み取ることで各サンプルの相対定量が可能です。
固相化したCD90抗体とHRP標識したCD63抗体を用いて、2ステップサンドイッチ法でCD90陽性CD63陽性エクソソームを検出します。
データ例
標準曲線
サンプル測定例
不死化MSC細胞であるUE6E7T-3細胞を12穴ディッシュでPOWEREDBY10培地1mL中1.0×104 cells/cm2で播種し、1日1穴ごとに回収した培地を2,000xgで5分間遠心してデブリを除き、凍結保存したものを希釈せずそのまま本キットで測定した。